2016年9月30日

あなたは “ 地域貢献界のイチロー ” を知っていますか?


京都府北部 福知山。人口8万人。

『地域貢献部』という非公認の集まりが 当院には存在する。

何とかして地域に貢献するために

院内の有志が月に一度集まって 病院の近隣で

草を刈り、ごみを拾い、ドラム缶を転がし、超本格派バーベキュー をする。

そんな ゆるくてピュアすぎる集まりが 『地域貢献部』だ。


このブログは

地域貢献部 部長 奥村能城(32)

ピュア神に認められた者にしか与えられない 架空の医療資格

『地域貢献専門医』の習得を目指して

地域のために 全力を傾注する勇姿 をお伝えする

愉快でココロあたたまる 短編の読みもの である。

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【序章】 

「あなたは、 “地域貢献界のイチロー” を知っていますか?」


そして 地域貢献部部長の名刺は、これだ。

 

ちなみに裏面は

 

まさに 『表裏一体』。

我々、自称 イチロー&仰木コンビは

“地域貢献界の日本一” を目指すのであります。


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【第1話】 

「部長、さっそく敗れる。」


―『 猟よし猫 爪を隠す 』―


みなさんご存じ「能ある鷹は 爪を隠す」の猫バージョン。

ホントにあります。ちゃんとGoogleで調べたんだから。


今回は 地域貢献部が初めて部活をした日 のお話しです。

月日を少しさかのぼって 今年の424日。

対戦相手は 病院の横を流れる『弘法川』。

弘法大師らしき人物が川底をつついたとか何とかで命名された

我々にとっては 馴染みの深い、浅い小川。

一瞥(いちべつ)しただけで 大物(ごみ)が潜むオーラを感じさせる…

 

さてさて今回の参加メンバーは 左から

奥村能城(部長)、福井くん(地域連携室)、小野木さん(美人秘書役)

北川(筆者/救急のひと)4


“ テンション高く、腰低く ” がモットーの

奥村 能城(よしき)部長は

みんなの トング&熊手、軍手&長靴まで用意して

テンション すでに Over REV. !!(エンジン回転数がレブリミットを超過した状態のこと)


さあ、猟よし(能)部長、

爪、もう隠さなくていいですよ。その実力、開放しちゃってください!


冷静に ひと通りの作戦会議を終え

誰よりも早く 弘法川に “ IN “ する部長

作戦通り 二手に分かれて敵(ごみ)を回収していくのだが…


「ちょっ、冷たっ! アカン、水がっ!!」


ちょっとした深みにハマり、長靴から “ IN ” する冷水に

お風呂を嫌がるネコの動画 みたいな反応をする 爪よし部長。


大物(ごみ)を一向に 仕留められないまま

フーフー ニャーニャァ 川から出たり入ったり。

たしかに、思っていたより だいぶ深かった。


そんな中、

5メートル前方の “ そこ、ゼッタイ深いやんゾーン ”

黙々と作業していたのは、ダークホース福井くん(地域連携)

 

「ミズハ、ハイルモノデス。」

膝まで浸かりながら淡々と大物を引き上げる福井くん

謎のアミ、謎の綱、大量の傘…


おぉぉ~


目からウロコ

当たり前田のクラッカー

雨の日は天気が悪い

そりゃぁそうだ

おっしゃる通りだ 福井くん。

水は、「入るもの」だ。


「あっ、あぁ~~っ!」


変な鳴き声を上げながら 腹をくくった 爪なし部長

その後は 大物(ごみ)を順調に仕留めたのでありました。

 

部長 「 福井くぅん、君が “ 真のエース ” だわ。 」


潔く、敗北宣言。


― 『 鳴かぬ猫は 鼠を捕る 』 ―


地域貢献専門医の道は まだまだ遠い


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今回の獲得ピュアポイント(通称 P-ポイント) +1 Pure Point

現在 + 1PP / 地域貢献専門医まで あと98PP

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