京都府北部
福知山。人口8万人。
『地域貢献部』という非公認の集まりが 当院には存在する。
何とかして地域に貢献するために
院内の有志が月に一度集まって
病院の近隣で
草を刈り、ごみを拾い、ドラム缶を転がし、超本格派バーベキュー
をする。
そんな
ゆるくてピュアすぎる集まりが 『地域貢献部』だ。
このブログは
地域貢献部 部長 奥村能城(32)
が
ピュア神に認められた者にしか与えられない
架空の医療資格
『地域貢献専門医』の習得を目指して
地域のために
全力を傾注する勇姿 をお伝えする
愉快でココロあたたまる
短編の読みもの である。
【序章】
「あなたは、 “地域貢献界のイチロー”
を知っていますか?」
そして
地域貢献部部長の名刺は、これだ。
ちなみに裏面は
まさに
『表裏一体』。
我々、自称
イチロー&仰木コンビは
“地域貢献界の日本一” を目指すのであります。
【第1話】
「部長、さっそく敗れる。」
―『 猟よし猫 爪を隠す 』―
みなさんご存じ「能ある鷹は
爪を隠す」の猫バージョン。
ホントにあります。ちゃんとGoogleで調べたんだから。
今回は
地域貢献部が初めて部活をした日 のお話しです。
月日を少しさかのぼって
今年の4月24日。
対戦相手は
病院の横を流れる『弘法川』。
弘法大師らしき人物が川底をつついたとか何とかで命名された
我々にとっては
馴染みの深い、浅い小川。
一瞥(いちべつ)しただけで 大物(ごみ)が潜むオーラを感じさせる…
さてさて今回の参加メンバーは
左から
奥村能城(部長)、福井くん(地域連携室)、小野木さん(美人秘書役)、
北川(筆者/救急のひと)の4名
“ テンション高く、腰低く ” がモットーの
奥村
能城(よしき)部長は
みんなの
トング&熊手、軍手&長靴まで用意して
テンション すでに Over REV. !!(エンジン回転数がレブリミットを超過した状態のこと)
さあ、猟よし(能)部長、
爪、もう隠さなくていいですよ。その実力、開放しちゃってください!
冷静に
ひと通りの作戦会議を終え
誰よりも早く
弘法川に “ IN “ する部長
作戦通り
二手に分かれて敵(ごみ)を回収していくのだが…
「ちょっ、冷たっ!
アカン、水がっ!!」
ちょっとした深みにハマり、長靴から
“ IN ” する冷水に
お風呂を嫌がるネコの動画
みたいな反応をする 爪よし部長。
大物(ごみ)を一向に 仕留められないまま
フーフー ニャーニャァ
川から出たり入ったり。
たしかに、思っていたより
だいぶ深かった。
そんな中、
5メートル前方の “ そこ、ゼッタイ深いやんゾーン ”
で
黙々と作業していたのは、ダークホース福井くん(地域連携)。
「ミズハ、ハイルモノデス。」
謎のアミ、謎の綱、大量の傘…
おぉぉ~
目からウロコ
当たり前田のクラッカー
雨の日は天気が悪い
そりゃぁそうだ
おっしゃる通りだ 福井くん。
水は、「入るもの」だ。
「あっ、あ”ぁ~~っ!」
変な鳴き声を上げながら
腹をくくった 爪なし部長
その後は
大物(ごみ)を順調に仕留めたのでありました。
部長 「 福井くぅん、君が
“ 真のエース ” だわ。 」
潔く、敗北宣言。
― 『 鳴かぬ猫は 鼠を捕る 』 ―
地域貢献専門医の道は まだまだ遠い
今回の獲得ピュアポイント(通称 P-ポイント) +1
Pure Point
現在 + 1PP / 地域貢献専門医まで あと98PP
0 件のコメント:
コメントを投稿